外部からの攻撃や不正アクセスを防ぐため入り口に強力な『門番』を
統合脅威管理ソリューション(UTM) のご案内
目次
- ファイヤーウォール機能 – デジタル世界の盾として有害なアクセスを防ぐ方法
- UTMとメールセキュリティ – 悪質な添付ファイルを見抜き除外する方法
- ウェブフィルタリング/有害なウェブサイトへのアクセスを検知し制限する仕組み
- ウイルス・マルウェアの検知と新たな脅威への対応
- ライセンスの有効期限 – なぜ5年や6年の制限があるのか
- 運用と専門家の役割 – サポートは必要なのか
UTMとウェブフィルタリング/有害なウェブサイトへのアクセスを検知し制限する仕組み
UTM(統合脅威管理)は、企業のネットワーク環境を保護するために必要なセキュリティ機能を
一つにまとめたシステムです。
その中の一つ、「ウェブフィルタリング」機能は、有害なWebサイトへのアクセスを検知し、
ユーザーがそのサイトにアクセスすることを制限する役割を果たします。
本コラムでは、UTMがどのようにこれを実現しているのか、そして有害なWebサイトを
判断する基準は何かについて解説します。
![UTMのWebサイトフィルタリング](https://sagas-dsc.com/wp-content/uploads/2023/07/26081165_m-300x208.jpg)
インターネットは、情報を得る手段として不可欠なツールですが、
それは同時にセキュリティ上のリスクも伴います。
フィッシングサイトやマルウェアが仕組まれたWebサイトへの誤ったアクセスは、
情報漏えいやシステムの感染につながる可能性があります。
これらのリスクからユーザーとネットワークを保護するために、
UTMのウェブフィルタリング機能が活躍します。
UTMは次のような方法で有害なWebサイトへのアクセスを検知し、制限します。
1. URLフィルタリング
UTMは、ユーザーがアクセスしようとしているWebサイトのURLをチェックし、
それが既知の有害なサイトのリストに一致するか確認します。つまり危険なサイトのリストと照らして
危なくないかどうかチェックするということですね。
このリストは、セキュリティ研究者やコミュニティにより継続的に更新され、
UTMはこれを定期的にダウンロードすることで最新の情報を保持します。
2.コンテンツフィルタリング
URLだけでなく、UTMはWebサイトのコンテンツ自体もスキャンします。
そのサイトが不適切なキーワードやマルウェアの特徴を含んでいる場合、
ユーザーのアクセスを制限します。
3.レピュテーションベースのフィルタリング
これは「このWebサイトがどれだけ信頼できるか」、という評価(レピュテーション)に基づき
アクセスを制限する方法です。
過去の振る舞いや他のユーザーからのフィードバックにより、
各サイトのレピュテーションスコアが決定されます。
これらの基準を用いてUTMは有害なWebサイトへのアクセスを検知し、制限します。
![URLフィルタリングブロック画面](https://sagas-dsc.com/wp-content/uploads/2023/09/63481b8e372a5334282318daf0c09610.png)
(↑ UTMがアクセスをブロックした時に表示されるメッセージ)
しかし、完全に全ての有害なWebサイトからユーザーを守ることは不可能です。
そのため、ユーザー自身もセキュリティ意識を持つことが重要です。
UTMのウェブフィルタリング機能は、デジタル空間での安全な閲覧体験を提供します。
有害なWebサイトから私たちを守るためには、UTMとユーザーの共同作業が必要であり、
その組み合わせこそが、最も強固な防御壁を形成します。
ウェブの世界を安全に探検するために、この点を忘れずに行動しましょう。
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