外部からの攻撃や不正アクセスを防ぐため入り口に強力な『門番』を
統合脅威管理ソリューション(UTM) のご案内
目次
- ファイヤーウォール機能 – デジタル世界の盾として有害なアクセスを防ぐ方法
- UTMとメールセキュリティ – 悪質な添付ファイルを見抜き除外する方法
- ウェブフィルタリング/有害なウェブサイトへのアクセスを検知し制限する仕組み
- ウイルス・マルウェアの検知と新たな脅威への対応
- ライセンスの有効期限 – なぜ5年や6年の制限があるのか
- 運用と専門家の役割 – サポートは必要なのか
ウイルス・マルウェアの検知と新たな脅威への対応
UTM(統合脅威管理)は、企業のネットワークを保護するために多機能なセキュリティソリューションです。
その一部として、「ウイルス対策」および「マルウェア対策」があり、これらは
ネットワーク内に入ろうとする悪意のあるソフトウェアやスクリプトを検知し、阻止します。
本コラムでは、UTMがウイルスやマルウェアをどのように検知し、新たな脅威に
どのように対応できるのかを解説します。
ウイルスやマルウェアはインターネットを介して急速に広がり、
新たな形態を取ることで対策を逃れようとします。
これらの脅威からネットワークを守るため、UTMは以下のような方法でこれらを検知します。
1. シグネチャベースの検出
UTMはウイルスやマルウェアの「シグネチャ」(特徴的なパターンや挙動)を基にこれらを検知します。
シグネチャは、セキュリティ研究者によって作成され、既知のウイルスやマルウェアの情報を持っています。
UTMは定期的にこれらのシグネチャを更新し、ネットワークを通過するデータと比較して検出します。
2. ヘューリスティック/行動ベースの検出
シグネチャベースの検出が既知の脅威に対するものであるのに対し、
ヘューリスティック(経験的)検出は新たな脅威に対応します。
この方法は、ウイルスやマルウェアが特定の挙動を示す
(例えば、重要なシステムファイルを変更する)ことを基に、それらを検出します。
3. サンドボックス技術
サンドボックスは仮想的な安全な環境を作り出し、そこでファイルやプログラムを開いてみることで、
有害な動作を検出します。これにより、新しい未知の脅威に対しても対応することが可能です。
まとめ
これらの方法を組み合わせることで、UTMはウイルスやマルウェアを効果的に検知し、
除去することが可能です。
しかしながら、これらのテクノロジーが常に進化しているため、新たな脅威に対応するためには、
シグネチャの定期的な更新やサンドボックス技術の適用など、
UTMの継続的なメンテナンスとアップデートが必要となります。
また、UTMの防御策だけではなく、ユーザー自身のセキュリティ意識も重要です。
信頼性の低いソースからのダウンロードを避ける、怪しいメールの添付ファイルを開かないなど、
基本的なセキュリティ対策を守ることも必要です。
UTMはネットワークの保護壁となり、ウイルスやマルウェアから私たちを守ります。
しかし、その壁が最も堅固になるのは、最新のセキュリティ対策が適用され、
ユーザー自身が適切なセキュリティ意識を持つときです。
これを忘れず、デジタル世界を安全に利用しましょう。
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